藤井聡太など、名言一覧
やっぱりこうやって金メダルをとって2連覇して帰ってきたということが、たくさんの方の幸せになっていることは間違いないし、それができるのは僕しかいなかったということだと思っています。
オリンピックの本当の怖さ、オリンピックの魔物というものを少し感じた。
できる時にできることを精一杯やる。できない時はその時にできることをやる。
オリンピックで絶対勝つという気持ちをずっと持っていたからこそ、オリンピック直前にケガをしてしまったり、調子が悪くなって、最終的にボロボロになってしまったかもしれないなという気持ちを込めて、「ケガをしなければなかったかもしれない」という言葉に乗せました。
「自分ってこんなに出来ないんだ!」って。自分の弱さが見えたので、これを直せば根本的にスケートが変わって、もっと納得いく演技が出来るんだ、新たなステージに上がれるんだ、って思ったんです。
今の自分のこの金メダルをとってきたという気持ちだとか、自分のスケートだとか、そういうものをすごく待ち望んでいる方がいらっしゃるということはうれしいことだし。またアイスショーにおいても、またこういったイベントだったりとか、いろんなところで喋る機会があったとしても、こうやってたくさんの方が待ってくださって、自分の声やスケートをお金を払ってでも見に来てくださる。そういった方々のために、ちょっとでも自分のスケートを使えたら、ちょっとでも自分の体力とか気持ちとか気力とか、そういったものを使えたらなというふうには今思っています。
昔、小さい頃に「ああ、これやりたい」「これで強くなりたい」「これで一番上に立ちたい」「こういう人になりたい」、そういうふうに憧れて、それを信じ切っていた自分がたぶん今もずっと心の中に残っていて。その自分の心の中で「絶対やってやるんだ!」と言っている昔の自分が、たぶん僕の夢というか、夢の原動力になっているんだと思います。
なによりも自信になっているのは、やっぱりすごく実績のある方々が自分のことをすごい褒めてて。今まで自分が夢見てて「こういうふうになりたい」って思ってた人が自分のことを認めて、「彼が本当のチャンピオンだ」とかって言ってくれるこの世界に対して、感謝の気持ちしかないですね。うん。
明日は明日でやるべきことがありますし、今日は今日でやるべきことがあったので、それをできたと思っています。明日はやるべきことをしっかりと一生懸命楽しみながら、演じきりたいと思っています。
君が代が流れて日本代表として誇らしい気持ちになった。日本の人たちと一緒に喜びを分かち合いたい。