私が掲げるアイデアは私のものではない。私はソクラテスから借用し、チェスターフィールドからくすね、キリストから盗んだ。それを本にも書いた。彼らの鉄則が気に入らないなら、誰のアイデアを使えばいいんだ?
人間の最大の幸福は、日ごとに徳について語りえることなり。魂なき生活は人間に値する生活にあらず。
不正を受ける者は、不正を働く者よりも幸福である。
法は、善人のために作られるものではない。
悪法もまた法なり。
自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。
財産や名誉を得る事のみ執心し、己の魂を善くする事に努めないのを恥とは思わないのか。
吟味されざる生に、生きる価値なし。
生きるために食べよ、食べるために生きるな。
死はいうまでもなく、肉体よりの解放にほかならず。
指導者とは、自己を売って、正義を買った人間だ。
ねたみとは魂の腐敗である。
勉学は光であり、無学は闇である。
友と敵とがなければならぬ。友は忠言を、敵は警告を与う。
名声は英雄的行為の芳香なり。
あなたのあらゆる言動をほめる人は信頼するに値しない。間違いを指摘してくれる人こそ信頼できる。
本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。
唯一の真の英知とは、自分が無知であることを知ることにある。
人間に関することに安定などないことを忘れてはならない。それゆえに、繁栄している時には過度の喜びを避け、逆境にある時には過度の落ち込みを避けなさい。
とにかく結婚したまえ。良妻を持てば幸福になれるし、悪妻を持てば哲学者になれる。
一番小さなことでも満足できる人が一番裕福である。何故なら満足を感じることが自然が与えてくれる富だからだ。
討論が終わったとき、悪口は敗者の道具になるのだ。
世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ。
他人からされたら怒るようなことを人にしてはいけない。
わたしは最小限の欲望しかもたない、したがって、わたしは神にもっとも近い。
唯一の善は知識であり、唯一の悪は無知である。
死は、人間のもっているすべての恵みの中でも最高のものである。
出発の時間がきた。そして、私たちはそれぞれの道を行く。私は死ぬ、あなたは生きる。どっちが良いのかは神だけが知っている。
一番大切なことは、単に生きることではなく、善く生きることである。
父母に恩を感じないなら、汝の友となる者はいないだろう。
子供は、生まれたその日から、厳しくしつけなければならないものだ。
死ぬことと、自分の信念とどちらが大事か!
良い評判を得る方法は、自分自身が望む姿になるよう努力することだ。
われはアテネ人にあらず、ギリシア人にあらずして世界市民なり。
私が知っているのは、自分が何も知らないということだけだ。
金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、彼がその富をどんなふうに使うかが判るまで、彼をほめてはいけない。
富は良心をもたらさない。しかし良心は、富ばかりでなく、望まれるもの全てを、個人にも国家にももたらすのである。
よりよく生きる道を探し続けることが、最高の人生を生きることだ。
良い本を読まない人は、字の読めない人と等しい。
いかなる財宝とくらべようとも、良友にまさるものはないではないか。
真の賢者は己の愚を知る者なり。
何人たりとも、不正に報いてはならない。
善人においては、現世にても死後にても悪は発生せず。
魂の探求の無い生活は、人間にとって生きがいの無いものである。
汝自らを知れ。
賢者は複雑なことをシンプルに考える。
人間の美徳はすべてその実践と経験によっておのずと増え、強まるのである。
幸福になろうとするならば、節制と正義とが自己に備わるように行動しなければならない。
嘘はいつまでも続かない。
少量をうまくやる方が、大量にまずくやるよりもよい。
幼にして謙遜なれ。弱にして温和なれ、壮にして公正なれ。老いては慎重なれ。
満足は自然の与える富である。贅沢は人為的貧困である。
何人も本意から悪人たるものなし。
我々が皆自分の不幸を持ち寄って並べ、それを平等に分けようとしたら、ほとんどの人が今自分が受けている不幸の方がいいと言って立ち去るであろう。
私は持っているテクノロジーをすべて引き替えにしても、ソクラテスとの午後のひとときを選ぶね。