僕の後ろを歩かないでくれ。僕は導かないかもしれない。僕の前を歩かないでくれ。僕はついていかないかもしれない。ただ僕と一緒に歩いて、友達でいてほしい。
人間が唯一偉大であるのは、自分を越えるものと闘うからである。
すべては使い果たされたのか?よろしい。それなら、これから生き始めよう。
希望とは一般に信じられている事とは反対で、あきらめにも等しいものである。そして、生きることは、あきらめないことである。
愛されないということは不運であり、愛さないということは不幸である。
激しく愛するには、数少なく愛さねばならぬという理由がどこにあろうか。
涙が出そうになるくらいに、生きろ。
人間は現在の自分を拒絶する唯一の生きものである。
不滅とは未来のない観念である。
哲学の価値は、哲学者の価値によって決まる。人間が偉大であれば偉大であるほど、その哲学も真実である。
自由とは、より良くなるための機会のことだ。
意志もまた、一つの孤独である。
魅力とは明瞭な質問をしなくてもイエスと言ってもらう方法である。
重要なのは、病から癒えることではなく、病みつつ生きることだ。
生きることへの絶望なしに、生きることへの愛はない。
最後の審判を待っていてはいけない。それは毎日くだされているのだ。
真実は、光と同様に目をくらます。虚偽は反対に美しいたそがれどきであって、すべてのものをたいしたものに見せる。
世間に存在する悪は、大半がつねに無知に由来する。明識がなければ、よい意志も悪意と同じほどの多くの被害を与えることもあり得る。
幸福とはそれ自体が長い忍耐である。
真冬、私はついに自分の中に非常に揺るぎない夏があることを悟った。
幸せが何から成っているのか探し続けている人は、決して幸せになれない。人生の意味を見出そうとしている人は、決して生きているとはいえない。
人間には、それぞれ運命があるにしても、人間を超越した運命というものはない。
転落は夜明けに起こる。
ひとりの思想家が進歩するのは、たとえ、それが明々白々であるように思えても、自分の結論を遅らせることによってなのだ。
労働なくしては、人生はことごとく腐ってしまう。だが、魂なき労働は、人生を窒息死させてしまう。
無益で希望のない労働以上に恐ろしい刑罰はない。
偉大な行動や思想は、ばかばかしいきっかけで生まれる。街角やレストランの回転ドアから、名作は生まれるのだ。
強い心、知性、勇気があれば運命の力を阻み、しばしばそれを逆転することが可能である。
人間は永遠の不正に対して闘うために正義を肯定すべきであり、世界の不幸に対して抗議するために幸福を創造すべきである。
ある種の人々が、ただ正常であろうとするためだけにとんでもない力を費やしているということを、誰も気づいてはいない。
人間は理由もなしに生きていくことはできないのだ。
革命的精神はすべて、人間の条件に反対する人間の抗議のうちにある。
われ反抗す、ゆえにわれら在り。
絶望が純粋なのはたった一つの場合だけである。それは死刑の宣告を受けたときである。
貧困は僕にとって必ずしも憎むべきものではなかった。なぜなら、太陽と海は決して金では買えなかったから。
結婚しても愛することはできる。しかし結婚すれば今まで以上に働かねばならない。働いて働いて、その結果、愛することを忘れてしまうのである。
悪しき作家とは、読者に理解できない自己の内部での文脈を考慮に入れながら書く連中である。
人生それ自体に意味などない。しかし、意味がないからこそ生きるに値するのだ。
私は犬に対して、昔から揺るぎない愛着を持っている。犬が好きな理由は、彼らは私のすることをいつも許してくれるからである。
貧苦とは、寛大さこそ美徳であるような状態だ。
結局のところ、芸術の偉大さとは、美と痛み、人類愛と世界の狂気、耐えがたい孤独、疲弊させる人々、拒絶と同意との間の絶えざる緊張にあるのだろう。