ジャスミンの花言葉と誕生花
ジャスミン(英語:Jasmine)
ジャスミンの写真
モクセイ科ソケイ属のジャスミン(学名:Jasminum)は別名をマツリ、マリ(茉莉)、ソケイ(素馨)といいます。日本ではマツリカ(茉莉花)と言った名前が付いており、アジア・アフリカの熱帯、亜熱帯が原産地です。
開花時期は03月~05月と07月~11月。花色は白色。香水やジャスミン茶の原料にも使用されているジャスミンの花の香りは甘美な香りが特徴の花です。
ジャスミンの名前の由来
「ジャスミン(Jasmine)」という名前は、ペルシャ語で「贈り物」を意味する「yasmin」が語源とされています。ジャスミンは、古代ペルシャにおいて王族に愛された高貴な花であり、その香りが贈り物にふさわしいとされたことが由来となっています。
また、ジャスミンは世界中で重要な香料として使用され、その香りは古代から人々を魅了してきました。古代エジプトでは、ジャスミンを含む香料がミイラ作りにも用いられ、その香りが死者を守ると信じられていました。また、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、ジャスミンの香りがリラックス効果やストレス解消効果を持つとされています。
これらの歴史的な背景や、ジャスミンの高貴なイメージ、そして香りの魅力から、「ジャスミン(Jasmine)」という名前が与えられたと考えられています。
ジャスミンの特徴
ジャスミンは、モクレン科の植物であるジャスミン属(学名:Jasminum)に属するものです。
ジャスミンは、主に熱帯地域に分布する植物で、多くは常緑性のつる性植物です。ジャスミンは、強い芳香を持つ花を咲かせることで知られています。一般的に、白色または黄色の花が多く、形は星型で、径は2〜4cm程度です。花は、夜間や早朝に開花し、芳香を放ちます。
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花の香りが強い:ジャスミンの花は、非常に強い甘い香りがあります。そのため、香水や化粧品、お茶などに利用されることがあります。
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花の形が美しい:ジャスミンの花は、白色や黄色、ピンク色など、色鮮やかで美しい形をしています。また、葉も美しく、彩りを添える存在となっています。
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温暖な気候に適している:ジャスミンは、温暖な気候に適しています。主にアジアやアフリカなどの熱帯地方で栽培されています。
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繁殖が容易:ジャスミンは、挿し木や種子などで簡単に繁殖することができます。そのため、庭園や家庭の庭などで、手軽に育てることができます。
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薬用や健康効果がある:ジャスミンは、漢方薬やアーユルヴェーダなどの伝統医療において、抗うつ作用や鎮静作用、消炎作用などがあるとされ、健康に良いとされています。また、茶などに利用され、リラックス効果があるとされます。
以上が、ジャスミンの一般的な特徴です。ただし、種類によっては、これらの特徴に加えて、育てやすさや、害虫や病気に強いなど、様々な特徴を持っている場合があります。
ジャスミンの花言葉
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「温和な香り」: ジャスミンは、優しい甘い香りが特徴的
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「清純な花」: ジャスミンの白い花は、純粋で清らかな印象
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「可憐な美しさ」: ジャスミンの花は、優美でかわいらしい印象
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「官能的な香りと美しさ」: ジャスミンの花は、芳醇で官能的な香りと、美しい姿
ジャスミンの歴史的な背景
古代ペルシャでは、ジャスミンは「王様の花」と呼ばれ、王族に愛された花でした。また、インドのヒンドゥー教では、ジャスミンは神聖な花であり、女性の美徳や宗教的な純粋さを表す象徴として扱われました。
また、中国では、ジャスミンは「美人草」と呼ばれ、美しい女性の象徴とされました。日本では、江戸時代から「人間国宝」と呼ばれる職人によって、ジャスミンの花が贅沢な香りを楽しむために作り出された「香合」が作られ、高い評価を受けました。
これらの歴史的な背景から、ジャスミンの花言葉には、清らかさや美しさ、高貴さや優雅さ、宗教的な意味合いなどが含まれているとされています。
- 英語
- Jasmine
- 学名
- Jasminum
- 和名/漢字
- マツリカ(茉莉花)
- 別名
- マツリ、マリ(茉莉)、ソケイ(素馨)
- 科属名
- モクセイ科ソケイ属
- 原産地
- アジア・アフリカの熱帯、亜熱帯
- 季節
- 夏の季節
ジャスミンと関連した植物
その他の夏の季節に咲く花